ご近所散策38 -真姿の池とお鷹の道-
国分寺駅から少し歩くと、街の音がふっと遠のく場所があります。
目的地は「真姿の池」。その手前にある「お鷹の道」を歩いている時点で、すでに空気が変わっているのがわかります。
舗装された道ではあるのですが、脇を流れる小さな水路と木々の影が、どこか別の場所に来たような感覚を作り出してくれます。
特別に何かがあるわけではないのに、なぜか歩く速度が自然とゆっくりになる。こういう場所は意外と少ない気がします。

しばらく進むと、真姿の池にたどり着きます。
思っていたよりも小さな池ですが、水の透明度にまず驚きます。底の様子がはっきり見えるくらい澄んでいて、静かに流れ続けているのがわかります。

その中を、鯉がゆっくりと泳いでいました。
特に人に寄ってくるでもなく、ただそこにいる。水の流れに身を任せながら、一定のリズムで動いているだけなのですが、それを見ていると妙に落ち着きます。

日常の中にこういう場所があるのは、ありがたいことだと思います。
遠くに行かなくても、少し歩くだけで空気を切り替えられる場所があるというのは、それだけで価値があります。
派手さはありませんが、静かに整えるにはちょうどいい場所でした。
また時間ができたときに、ふらっと立ち寄りたいと思います。
額装の㈱アート・コアマエダ(スタッフ石部)
